2011/12/30

ITストラテジストとは

ITストラテジスト試験とは、情報処理推進機構(IPA)が行っている情報処理技術者試験の中の試験区分の一つです。IPAではITストラテジストという人材を以下のように定義しています。
高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術を活用して改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者
http://www.jitec.jp/1_11seido/st.html より抜粋。

難しい日本語ではありますが、イメージとしてはCIOなどの情報システム部門の上位者が、情報システムを用いた組織の戦略を考える枠組みが試験内容となります。色々なWebサイトや紙面で取り上げられている「情報システム部門は情報システムを利用した戦略を考えて欲しい」という昨今のニーズに答える今時の資格となっています。
そのため、この考え方のフレームワークを身につけることは、情報システム部門での自己啓発になるだけではなく、情報システム部門(特にトップクラス)と商談や提案などで接触する機会の多いコンサルティング営業にとっても会話の幅、提案の幅を広げることができる有意義である思います。


 この試験は午前I(選択式)、午前II(選択式)、午後I(記述式)、午後II(論文形式)となっており、IPAの高度区分試験でも論文を含む難易度の高い試験の一つといえます。
特に午後試験は非常に難解で、論文に至っては例えば「○○システム戦略について、自身の経験を踏まえて記述せよ。」という出題であり、一見ハードルが高く感じます。

ただこつをつかんで対策を行えば、一発合格も夢ではありません。
これから自分での試験経験を元に、試験対策について色々書いていきたいと思います。

はじめに

このブログは主に、情報処理推進機構の情報処理技術者試験レベル4と、NTTコミュニケーションズ主催の.Com Master ★★★の勉強法について書いていきたいと思います。

2010年から2011年にかけて、これらの資格試験のうち、「ネットワークスペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」「ITストラテジスト」「.Com Master ★★★ 2011」を実際に受験し合格することができました。その経験を踏まえてポイントやコツなどを書いていこうと思います。